アットホームな職場って何ぞや?
よく求人情報を見ると、企業PR欄に
「アットホームな職場です!」
「若い世代が集まり、すぐ馴染めますよ!」
「優しい先輩が丁重に教えてくれます!」
「従業員も仲が良いです!」
こんな感じの女性が写っている場合もありますが、100%ありません。
とにかくこんな感じの求人を見たことがあると思います。
これらのPRの裏を結構見た事がある方がいるのではないでしょうか?
上記の文込みでアットホームといわれていたりします。
大体の内容は知ってるかもしれませんが、今回は実際にこのような企業に就職経験がある筆者が掘り下げていきます。( ゚Д゚)
アットホームな職場とは?
よくみるキーワードの「アットホームな職場」とは何でしょうか?
よく聞くのが、「プライベートを侵害され、くだらない社内イベントに強制参加しまければならない」とありますが、ほぼ正解です 笑
その詳細をリアルに説明していきます。
①プライベートの侵害
まず「プライベートを侵害される」というのは、個人、すなわち入社した従業員のプライベートを洗いざらい聞き出し、その情報を他の従業員に漏らし、共有されるという事です。
また、プライベートや趣味を聞いて、それをけなしたり文句を言ったり、そこで人間性を決められてしまう傾向が多いのも特徴です。
アットホームな企業とは基本的に、体育会系の方々が多い傾向が強いのです。
例えばプライベートや趣味を聞かれた時に、「○○を勉強してます」だったり、筆者のように「絵が趣味です」などを話せば、「スポーツなどの経験がなさそうだし、チームワーク戦が向かなそう。協調性がなく、だめだ」と、趣味から人格まで否定される可能性があります。
「週末は恋人と遊んでます」や「友人と飲みにいってます」など話すと
「仕事覚えてる身がそんな事するのはおかしいだろ!」と罵倒してくる強者がいた事も実際に体験済みです( ゚Д゚)ㇵ?
聞かれた事に答えると怒られるという事は未だに意味が理解出来ません。
そして、相手は「スポーツなどの協調性が必要とされる趣味」のカテゴリーを期待している為、違う答えが返ってくると、会話を広げる気が全くなかったりします。
また、入社したては、興味本位から、従業員の方々が歩み寄ってきますが、これらの回答次第では、急に手のひら返しで態度を冷たくする人も実際にはいます。
このように、気が合う人にはとことん近寄りますが、自分と違う価値観の人間がいると、近寄ろうともしない雰囲気が特徴の企業もあります。
入社したては、ほとんどの確率で
「休みの日は何をしているのか」
「趣味はあるのか」
という感じで、当り障りないカテゴリーで聞かれます。
インドア派のカテゴリーを答えて、そのような態度をされれば、その傾向が強いので、覚えておきましょう。
そして、何故かゲーム関連は好かれますので、これも覚えておきましょう( ゚Д゚)
②社内イベントの強制参加
これもよく聞く内容ですね。
忘年会やその他の飲み会は有料制で、4,000円程負担しなければいけない事はザラで、「これでも安い」と、協調される可能性があります。
一度「最安値」と言われた事がありますが、全然意味がわかりませんでした。
欠席すると欠勤扱い、「お前ら来た時は楽しませてやった」などの恩着せがましい発言や罵声も存在します。
欠席すると、周りの態度が冷たくなったり、先輩や上司を尊敬してないし、会社に貢献してない、という扱いです。
筆者は「仕事は仕事」、「プライベートはプライベート」で分けたい派です。
よっぽど趣味があったり話が合うなどがない限り、仕事が終わればさっさと帰りたいし、従業員と絡みたくもありません。
ましてや、プライベートでバッタリ会ってしまったとか地獄です。
社内ソフトボール大会や、ボーリング大会に無理矢理参加させられた過去もありますが、皆が「うぉおおおおおおおおお!」とか盛り上がって意味がわかりませんでした。
要するに、「アットホーム」とは、仕事もプライベートも混合し、くだらないイベントや意味のない残業でプライベートの時間を無駄にされるという事です。
そして、それらのイベントは後のなんの為にもならず、上司達が自己満足して終了、社員はおもちゃ道具のようなものです。
ちなみに、イベントを開催したらしたらで、お互い不仲な従業員も存在します。
「何故開いた?( ゚Д゚)」と思うぐらい、嫌な空気が立ち込めます。
そして、アットホームというのは、社内全体が馴れ合い状態になってしまい、肝心の仕事の進み具合いや、改善案なども「なあなあ」になってしまいがちです。
しかし、会議は定期的に行い、大して中身のない長時間の会議が残業時間に行われる可能性が高いです。
「集まる事が大事」
決まり文句です。
使い方が間違っています。
アットホームというのは、雰囲気だけでなく、大事な人生の時間を削られる可能性もあるという事を意識した方が良いでしょう。
そして、求人情報でこのキーワードを見た時は、慎重に考え、「雰囲気がきっと良いんだな!!うっひょう!!」などと思わない事をおすすめします。
おしまい